合格率がおよそ4〜5%で推移する国家資格、気象予報士試験。理系の専門知識と膨大な気象力学の理解を要するこの関門に、阿部亮平は10代の頃から挑み続けた。5度におよぶ不合格を経験しながらも決して諦めず、大学在学中の2015年に見事合格を果たす。試験を実施する気象業務支援センターの厳しい審査基準をクリアした瞬間は、彼が芸能界で独自の武器を手に入れた歴史的な転換点だった。
学業面でも妥協は一切ない。上智大学大学院理工学研究科を修了し、ジャニーズ(現STARTO ENTERTAINMENT)所属タレントとして初の大学院卒アイドルとなった。気象庁が公表する複雑なアメダスデータや数値予報モデルを解読する論理的思考力は、この高度な学術研究の現場で徹底的に鍛え上げられたものだ。