一方、グローバル市場で攻勢を強めるのが三井物産だ。かつて収益の大半を占めた金属資源やエネルギー分野への依存から脱却し、ヘルスケア、次世代モビリティ、サプライチェーンの脱炭素化へ巨額の成長投資を振り向けている。
この世界戦略をファイナンス面から支えるのが三井住友フィナンシャルグループだ。商社が持つ現場の事業創出能力と、メガバンクのグローバルな資金供給力ががっちりと噛み合い、欧米や東南アジアでの大型インフラM&Aで強烈なシナジーを発揮している。資本と実業のタッグは、国際競争力の低下が叫ばれる日本企業における稀有な成功モデルとなりつつある。