日本国内におけるフィリピン料理の聖地といえば、東京の錦糸町、新大久保、六本木、小岩、そして神奈川の横浜・鶴見などが挙げられます。これらのエリアには、長年日本に暮らすフィリピン人コミュニティを支えてきた老舗や、SNSで話題のモダンレストランが密集しています。
実際に錦糸町や新大久保の有名店を取材・視察すると、店内はタガログ語と英語、日本語が飛び交う活気に満ちています。スタッフの接客は陽気でフレンドリーであり、初めての来店でも「辛いのは平気?」「アドボのお肉はチキンとポークどっちが好き?」と親身に相談に乗ってくれるケースがほとんどです。
特に評判が高いのは、注文を受けてから豚バラ肉を香ばしく二度揚げする「レチョン・カワリ」を提供する店舗です。皮はクリスピーでサクサク、中はジューシーな肉汁が溢れ出し、特製の甘酸っぱいレバーソース(マン・トマス)をつけて食べる体験は、一般的な豚肉料理の概念を覆すほどのインパクトを与えてくれます。