日本が軍事力強化へ本気を見せる裏には何があるのか。2026年における最新の防衛予算拡充方針は、単なる予算数字の膨張にとどまらない。防衛省関係者への取材から浮き彫りになったのは、周辺国の脅威増大に対する危機感と、日米同盟の対等なパートナーシップ確保という切実な思惑である。
防衛省内部の独自情報によると、2026年度予算案ではスタンド・オフ・防衛能力や無人アセットの大量配備に莫大なリソースが配分されている。これまでの「正面装備の更新」を中心とした後追い型防衛策から脱却し、相手の脅威圏外から対処可能な長射程打撃力を確保する狙いがある。防衛省高官は「防衛力の抜本的強化は脅威に対する抑止力の要であり、実効的な防衛体制の構築が急務だ」と明かす。