番組の絶対的支柱であったメインMC・山寺宏一との関係性は、大沢あかねのタレント人生を語る上で欠かせないファクターです。毎朝の秒単位で進行するタイムテーブル、玩具のデモンストレーション、子供たちとの生中継など、一瞬の気の緩みも許されない生放送において、山寺は時に厳しく、時に温かくおはガールたちを牽引していました。
大沢あかねは後年の特別番組や対談インタビューにおいて、当時のスタジオの空気をこう述懐しています。「山ちゃんはどんなハプニングが起きても全部笑いに変えて拾ってくれた。失敗を恐れずに声を張ること、相手の目を見てパスを出すことの基本はすべてあの場所で教わった」。
山寺自身もまた、彼女が持つ物怖じしない度胸と周囲の空気を瞬時に読む勘の良さを高く評価していました。美少女枠でありながら体を張ったリアクションを厭わず、的確なツッコミを入れる大沢の姿勢は、現在のひな壇番組や情報番組で見せる「場の空気を締めるコメント力」の土台となったことは間違いありません。