スタジアムや夏フェスの現場において、多くの人を悩ませる「ダサ見え問題」。取材班が現場で数百人の来場者を観察したところ、垢抜けない印象を与えてしまうケースには明確な共通点が存在していた。最大の要因は「首回りの横幅が強調されすぎていること」と「左右対称にただ垂らしていること」の2点である。
厚みのあるパイル地タオルをそのまま首にかけると、首元が詰まって顎のラインが埋もれ、いわゆる「首が短く見える現象」を引き起こす。さらに、両端を胸の前で同じ長さに揃えて垂らすスタイルは、昭和の部活動や現場作業の記号として視覚にインプットされているため、どれほどファッショナブルなTシャツを着ていても作業着のような生活感へと引きずられてしまうのだ。
一瞬でおしゃれに見せるための決定的なコツは極めて明快である。「首元にわずかなVゾーン(抜け感)を作ること」、そして「左右の長さに意図的な段差をつける(アシンメトリー化)」ことだ。タオルを首に巻く前に、あらかじめ内側へ縦半分または3つ折りにたたんで細幅に整える。この下準備を挟むだけで首元の横広がりが抑えられ、縦のすっきりしたラインが強調されて驚くほど軽快な印象へと様変わりする。