シンデレラガールとなった長澤まさみさんですが、デビュー当初はまだ静岡県磐田市に暮らす普通の中学生でした。地元である磐田市立向陽中学校に入学し、平日は静岡で授業を受け、週末になると新幹線で東京に通いレッスンや撮影をこなすという多忙な生活が始まりました。
長澤さんの父親は、ジュビロ磐田(旧ヤマハ発動機サッカー部)の初代監督を務め、サッカー日本代表でも活躍した長澤和明氏です。アスリートとして厳しいプロの世界を知り尽くしていた父は、愛娘が華やかな芸能界に進むことに対して当初は慎重な姿勢を見せていたと伝えられています。しかし、本人の強い意志と覚悟を目の当たりにし、最終的には「やるからには最後まで責任を持ってやり遂げなさい」と温かく背中を押しました。
中学2年生に進級する頃には仕事量が本格的に増加し、東京と静岡の往復生活に限界が訪れます。そこで本格的な芸能活動を行うため、親元を離れて上京を決断。芸能活動に理解があり多くの表現者を輩出している成城学園中学校へと転校することになりました。親しい友人と離れる寂しさや、多感な思春期に親元を離れて東京の寮・下宿生活を送る過酷さがありながらも、学校生活では決して特別扱いを求めず、真摯に学業と向き合っていたと当時の同級生や関係者は証言しています。