『24時間テレビ 歴代パーソナリティー 一覧』を紐解くと、SMAPの存在がいかに番組の転換点であったかがよく分かります。グループとして初めてメインパーソナリティーの大役を担ったのは、1995年(第18回)のことでした。「もう一度、あなたと会いましょう」をテーマに掲げたこの年は、阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件など激動の世情の中にあり、当時20代前半だったメンバー6人が真摯に被災地や福祉の現場と向き合う姿が全国に届けられました。
当時、まだオートレース選手へ転身する前だった森且行を含む6人全員が武道館に立ち、汗を流しながら生放送を駆け抜けた経験は、番組に新たな若年層の視聴者を引き込む契機となりました。この1995年の成功が、現在に至る「人気アイドルグループが番組の顔を務める」という恒例フォーマットの礎を築いたと言っても過言ではありません。
さらに個人としての貢献度で際立っているのが中居正広です。抜群のトークスキルと的確な状況判断力を買われ、中居は1997年(第20回)、1998年(第21回)、2000年(第23回)と単独で総合司会やメインパーソナリティーを歴任。後輩グループや女性タレントを巧みにリードしながら、長時間の生放送を安定して成立させる司会者としての地位を完全に確立しました。