黒霧の正体が白雲朧であると突き止められたのは、神野の戦いの後に黒霧が特殊拘置所「タルタロス」に収監されたことが契機でした。塚内警部からの要請を受けた相澤消太とプレゼント・マイクは、直接面会室へ向かいます。
鉄壁の防音ガラス越しに、二人は高校時代の思い出、共に食べた食事、夢見た事務所の約束を語りかけました。脳無の思考ルーチンに阻まれ無機質な受け答えを繰り返す黒霧でしたが、相澤の「俺たち三人でヒーローになるんだろ!」という血を吐くような慟哭を受け、黒霧の顔を覆う黒いモヤが激しく乱れ始めます。
プログラムされた命令と深層意識の激突の末、黒霧のモヤの奥から一瞬だけ白雲朧の素顔が露出し、「び……びょう……いん(病院)」と絞り出すように発言。この奇跡的な情報開示こそが、ヒーロー陣営にドクターの拠点である「じゃくう総合病院」を特定させ、全面戦争への道を切り拓く決定的な一手となりました。