【胃痙攣の治し方】突然の激痛を今すぐ抑える応急処置と市販薬を徹底解説

【胃痙攣の治し方】突然の激痛を今すぐ抑える応急処置と市販薬を徹底解説

【胃痙攣の治し方】突然の激痛を今すぐ抑える応急処置と市販薬を徹底解説の概要と注目ポイントを一挙に解説しました。

「激痛だから、手元にある強力な痛み止めを飲もう」と考えるのは非常に危険です。特にロキソニン(ロキソプロフェン)やイブ、バファリンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を胃痙攣に対して自己判断で服用することは避けてください。

NSAIDsはプロスタグランジンという痛みの伝達物質をブロックしますが、同時に「胃粘膜を保護する成分の合成」も強力に阻害します。胃壁が異常収縮して過敏になっている状態でこれらを飲むと、胃粘膜が直接攻撃され、最悪の場合は胃潰瘍や胃出血を引き起こして痛みが激化します。

胃痙攣に効果を発揮するのは、筋肉の異常な収縮を直接ストップさせる「抗コリン薬(鎮痙薬)」や、急激な筋肉のひきつりを鎮める「漢方薬」です。

薬の種類・代表例主な成分と作用機序効果発現の目安・特徴適応・使用時の注意点ブスコパンA等(抗コリン薬)ブチルスコポラミン臭化物(副交感神経の刺激を遮断し胃の過剰な動きを止める)服用後約15〜30分で痙攣性の痛みを直接緩和緑内障や前立腺肥大症の人は服用不可。口の渇きや目のかすみが現れる場合あり芍薬甘草湯(漢方製剤)シャクヤク・カンゾウ(急激に起きる筋肉の引きつり・痙攣を直接弛緩)お湯に溶かして飲むと10〜20分で即効性を発揮胃痙攣だけでなくこむら返りにも有効。連用による偽アルドステロン症に注意安中散(漢方製剤)ケイヒ・エンゴサク等(胃を温めて冷えを取り、自律神経性の痛みを鎮静)穏やかに効き始め、胃痛と胸やけを同時にケア冷え性で普段から胃腸が弱い人の神経性胃炎・慢性的な差し込み痛に向くガスター10等(H2ブロッカー)ファモチジン(過剰に出過ぎた胃酸の分泌を強力に抑制)約1〜2時間で胃酸の刺激によるズキズキ感を鎮静酸の刺激による胃痛には効くが、筋肉自体の痙攣を止める即効性は鎮痙薬に劣る

急な差し込む激痛には、薬局で薬剤師や登録販売者に相談の上、ブチルスコポラミン臭化物配合薬(ブスコパンAなど)か、即効性のあるツムラ芍薬甘草湯(68番)を選択するのが現代のセルフメディケーションにおいて最も合理的です。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。