SNS上で定期的に数万件規模のリポストを記録するのが、警察犬のギャップとネットの反応です。「事件現場に現れたのがモフモフのトイプードルだった」「背中に『POLICE』と書かれた胴輪を着けたミニチュアダックスが、一生懸命に鼻をクンクンさせている」といった目撃情報が投稿されるたび、コメント欄は「ギャップ萌えで倒れそう」「職務質問されたい」といった好意的な声で埋め尽くされます。
ネットユーザーを惹きつけてやまない最大の要因は、警察犬という極めて規律正しく緊張感のある役割と、小型犬特有の愛らしいビジュアルが生み出すコントラストにあります。任務中は一切の甘えを断ち、指導手の指示に従って地面の臭いを一心不乱に嗅ぎ分ける姿を見せる一方で、ひとたび捜索訓練が終われば、指導手に褒められて全身で喜びを表現します。
特にファンを歓喜させているのが、警察犬訓練中のかわいい瞬間です。大型犬のように悠々と歩くのではなく、短い手足を懸命に動かして草むらをかき分ける姿や、臭気選別台の匂いを嗅ぐために後ろ足でピョンと背伸びをする瞬間、指示待ちの間に首をかしげて指導手の顔をじっと見つめる仕草など、職務に真面目であればあるほど、その健気さが愛らしさへと昇華されます。この「本気度と見た目のアンバランスさ」こそが、現代の人々を熱狂させる決定的なトリガーとなっています。