ソーシャルクレジットミームの元ネタとは?ジョンシナ騒動と真相

ソーシャルクレジットミームの元ネタとは?ジョンシナ騒動と真相

ソーシャルクレジットミームの元ネタとは?ジョンシナ騒動と真相の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

このソーシャルクレジットミームが世界的なトレンドへと爆発した最大の震源地は、米国の国民的プロレスラーであり人気アクション俳優でもあるジョン・シナ(John Cena)氏が起こした「冰淇淋(ビンチーリン=アイスクリーム)騒動」です。

発端は2021年5月、映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』のプロモーションのため台湾メディアの取材に応じたシナ氏が、「台湾は映画を世界で最初に見られる最初の国になる」と発言したことでした。この発言が「一つの中国」原則に反するとして中国本土のネット上で激しいバッシングを浴び、興行的なボイコット運動へと発展する危機に見舞われました。

事態を重く見たシナ氏は、中国のSNS・微博(Weibo)公式アカウントに動画を投稿。車内でアイスクリームを片手に持ち、流暢ながらどこかたどたどしい北京語で以下のように語りかけ、深々と謝罪しました。

「早上好中国、現在我有冰激淋、我很喜歓冰激淋……(おはよう中国、今私はアイスクリームを持っています、私はアイスクリームが大好きです……しかし『ワイルド・スピード9』はアイスクリームよりも素晴らしい。私は中国と中国の人々を心から愛し、尊重しています。私の過ちを深くお詫びします)」

この動画で見せた表情の硬さや、巨大市場への配慮から全面的に屈服した姿勢は、海外のネットユーザーから「中国共産党に魂を売り渡して社会信用ポイントを稼ごうとしている」と格好の標的にされました。シナ氏はネット上で「鐘晨(John Xina)」と改名させられ、毛沢東風の人民服を着せられたコラ画像とともに、ソーシャルクレジットミームの絶対的なアイコンとして定着することになったのです。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。