ネット上の口コミやSNSの情報には、古いデータや誇張された噂が少なくありません。その代表例が、道頓堀の景観シンボルとして知られる金龍ラーメンの立体看板を巡る騒動と、現在の営業体制です。
隣接する敷地への越境問題を巡る裁判の結果、立体看板の「龍のしっぽ」部分が切断・撤去されたニュースは大きな話題を呼びました。ネット上では「看板がなくなって活気が落ちたのではないか」「営業時間が短縮された」といった憶測も飛び交いましたが、現地を直撃すると現実はまったく異なります。金龍ラーメン道頓堀現在の混雑状況を調査したところ、しっぽ切断の現場を一目見ようとする国内外の観光客が押し寄せ、むしろ写真撮影スポットとしての注目度は以前より上昇しています。
あっさりとしたライト豚骨スープに、入れ放題の自家製キムチと辛子ニラ、刻みニンニクを投入して自分好みの味に仕立てるスタイルは健在。24時間営業を維持する店舗も多く、深夜から早朝にかけての受け皿として機能し続けています。ただし、週末の23時以降はミナミの飲食店従業員や終電を逃した層が合流するため、日中以上の行列が発生する時間帯がある点は計算に入れておく必要があります。
また、元祖串かつだるま道頓堀店をはじめとする串かつ文化にも大きな変化が定着しています。かつての「ソース二度漬け禁止」という共用ステンレス容器から、衛生管理を徹底した個別ディスペンサー(かけるタイプ)やタッチパネル注文へのシフトが完了。昔ながらのスタイルを期待する声もありますが、外国人観光客を含めた誰もが清潔かつストレスなく揚げたての極上串かつを楽しめる環境へと進化を遂げています。