栄光の影で、歯車は静かに狂い始めていた。2019年6月、突如として報じられた飯田祐馬の音信不通。予定されていたワンマン公演の中止、メンバーやスタッフによる必死の呼びかけは、音楽界のみならず社会的なニュースとして列島を駆け巡った。
数日後に無事が確認されたものの、本人が明かした心身の疲弊や葛藤の深さは想像を絶するものだった。表現者として背負い込んだプレッシャー、急激な環境変化に伴う歪み。最終的に同年11月、バンドからの脱退が正式に発表される。ステージで見せていた屈託のない笑顔の裏に、どれほどの孤独と重圧が渦巻いていたのか。ファンに深い爪痕を残した別れだった。