東日本大震災の発生直後、福島第一原子力発電所の事故に伴う風評や放射能への過度な懸念から、運送業者や支援団体の多くが立ち入れなくなっていたエリアがありました。その一つが福島県いわき市です。物流が完全にストップし、スーパーや薬局の棚は空侮、避難所や高齢者施設では水や食料、衛生用品が枯渇するという危機的状況に陥っていました。
テレビのニュースでいわき市の窮状を目の当たりにした江頭2:50は、「今すぐ行かなければならない」という衝動に駆られます。所属事務所やメディアには一切知らせず、完全なプライベートとして現地へ向かう決断を下しました。当時を振り返る関係者の証言によると、周囲が止める隙すらないほどの電光石火の行動だったといいます。
危険地域への立ち入りが敬遠されていた極限状態において、自らの身の安全よりも困窮する被災者の命を最優先にしたこの決断こそが、江頭2:50による東日本大震災の支援における原点でした。