外から見れば「座っているだけでお金がもらえる」と羨望混じりに語られることもある窓際族ですが、実際の業務内容は虚無感に満ちています。
典型的な仕事内容は、回覧書類の形式的な確認、シュレッダーがけ、誰でもできるデータのファイリング、業界紙やニュースサイトのチェックなど、本質的な売上や成果に直結しない軽微な雑務に限られます。重責を伴う判断や顧客との直接交渉からは完全に排除されます。
彼らの一日の過ごし方を追うと、午前中は社内メールやニュースの巡回、長時間のトイレ離席や給湯室での時間潰し。昼休憩を長めに取り、午後は数件の定型作業を極端に時間をかけて処理し、定時ベルと同時に退社するというルーティンが繰り返されます。PC画面に向かって熱心にキーボードを叩いているように見えても、実際は個人用メモの作成や無関係な調べ物をしているに過ぎない光景も珍しくありません。
気になる給料・年収事情ですが、かつての大企業では年功序列の恩恵により、窓際族でありながら年収800万〜1,000万円超を維持する事例が散見されました。しかし、2026年現在の給与体系では、役職定年による基本給の大幅カット(30〜50%減)や、人事考課の最低ランク固定に伴う賞与激減が一般的です。それでも一般の中小企業平均を上回る年収500万〜700万円程度を受け取っているケースが多く、周囲の若手・中堅社員からは「給料泥棒」「コストセンター」として冷ややかな視線を向けられる要因となっています。