館内着のまま高速Wi-Fiと電源が完備された個室ブースにこもり、キーボードを叩く。ひと区切りついたら、目の前の露天風呂へ直行する。そんな「銭湯ワーケーション」が、リモートワーカーやフリーランスの間で完全に定着した。
従来の休憩スペースといえば、漫画が並ぶ大広間に雑魚寝が定番だった。しかし最新の施設では、防音仕様のWeb会議ブースや、静寂が保たれたサイレントラウンジが当たり前のように併設されている。入浴による血行促進と適度なリラクゼーションがアイデアの発想を促すとして、IT企業の中にはスーパー銭湯の利用手当を福利厚生に組み込む動きさえ出てきた。