では、今日のスタメンはどうだったのか。1番から4番までに固定されている主力選手が並んだが、得点圏での凡退が目立った。対照的に、下位打線で起用された若手選手は3打数2安打1打点と気を吐いた。特に6回の同点タイムリーは、追い込まれながらも外角の変化球を逆らわずに打ち返した技術力の高さを示すものだった。
この日の選手の活躍を冷静に評価するなら、若手の台頭は明るい材料だ。一方で、主力打者の不振は深刻である。得点圏での打撃がことごとく凡退に終わるのは、技術的な問題というより心理的な焦りに起因している可能性が高い。日本プロ野球のデータ分析でも、得点圏打率の長期低迷は「打席での過度な力み」と相関関係があると指摘される。
ここに心理学的な視点を加えれば、「失敗への恐怖がパフォーマンスを低下させる」といういわゆる「イップス的状態」に近い。打撃フォームの崩れ以上に、心のバランスが崩れている印象を受けるのは私だけではないだろう。チーム全体のメンタルケアを含めた建て直しが必要だ。