ドキュメンタリーのメガホンをとるのは、『ソーシャル・ネットワーク』や『セブン』で知られる映画界の巨匠デヴィッド・フィンチャーだ。そしてナビゲーター兼エグゼクティブ・プロデューサーとして名を連ねるのが、毒舌で知られる伝説のシェフ、ゴードン・ラムゼイである。この異色の組み合わせが、映像に尋常ではない緊張感をもたらしている。
フィンチャー特有の冷徹で緻密な映像美と、調理現場を知り尽くしたラムゼイの鋭い視点。まるで上質なサスペンス映画を観ているかのような構成で、視聴者を水産業の闇と光へと引きずり込んでいく。試写を観た関係者は「食のドキュメンタリーという概念が崩壊するほどの衝撃」と口を揃える。