ファンなら知っておきたいポイントとして、原作漫画版と劇場アニメ映画版におけるセリフの差異が挙げられます。
実は、原作コミック(講談社ヤングマガジン連載)において、金田が鉄雄に対して放つセリフは「さんをつけろよ デコ助!」となっており、「野郎」が付いていないコマが存在します。映画版のアフレコ時に声優の岩田光央氏による熱演とアドリブ的な勢いが加わり、「デコ助野郎」というさらに語気の強いフレーズとして定着しました。
また、原作漫画では鉄雄が暴走するプロセスや金田の不在期間が映画版よりもはるかに長く、二人の確執がより多角的に描かれています。映画版は2時間の中に二人の愛憎をシャープに濃縮したため、スタジアムでの対決とこのセリフがクライマックスの決定打として絶大な存在感を放つ結果となりました。