緑の羽根募金の使い道と強制の噂を追う!赤い羽根との違いや税金比較

緑の羽根募金の使い道と強制の噂を追う!赤い羽根との違いや税金比較

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緑の羽根運動の背景には、日本の戦後復興と国土再生の深い歴史が存在します。誤解されがちなポイントとあわせて解説します。

■ 始まりは1950年|戦後の荒れ果てた山を蘇らせる国家プロジェクト
緑の羽根募金の起源は、昭和25年(1950年)にさかのぼります。第二次世界大戦中の乱伐や戦後の復興需要によって全国の山林は荒廃し、各地で深刻な水害や土砂崩落が相次ぎました。国土を緑化して災害を防ぐ国民的運動としてスタートしたのが始まりです。1995年(平成7年)には「緑の募金法」が制定され、任意性と透明性を高めた法制度として再スタートを切りました。

■ 運動期間は春と秋の年2回
緑の募金運動は、年間を通じていつでも寄付を受け付けていますが、全国的な強化期間として春期(2月1日〜5月31日)と秋期(9月1日〜10月31日)が設定されています。春は「みどりの月間(4月15日〜5月14日)」を中心に街頭募金や植樹祭が行われ、秋は紅葉シーズンにあわせた森林保全の呼びかけが行われます。

■ 緑の羽根から「木製ピンバッジ」へ進化する返礼グッズ
かつては衣服に刺す針付きの緑の羽根が主流でしたが、安全面や環境負荷への配慮から、近年は間伐材や国産木材を活用した木製ピンバッジやチャリティピンが積極的に採用されています。ご当地キャラクターや人気アニメとコラボしたピンバッジも登場しており、一定額以上の寄付者に配付される仕組みが人気を集めています。

■ 確定申告における寄付金控除の盲点
緑の募金への寄付は、所得税法上の「特定公益増進法人」に対する寄付金として確定申告を行うことで所得控除(寄付金控除)または税額控除の対象となります。しかし、街頭の募金箱や町内会の集金袋で寄付した場合、領収書(寄付金受領証明書)が発行されないため控除を申請できません。控除を受けたい場合は、都道府県の緑化推進委員会へ直接銀行振込などで寄付を行い、正規の受領証明書を発行してもらう必要があります。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。