溶連菌の症状が出る順番は?高熱・いちご舌・皮むけの経過を徹底解説

溶連菌の症状が出る順番は?高熱・いちご舌・皮むけの経過を徹底解説

溶連菌の症状が出る順番は?高熱・いちご舌・皮むけの経過を徹底解説についての疑問解決ガイドをご紹介します。

溶連菌感染症において最も警鐘を鳴らすべき盲点は、「熱が下がり、喉の痛みが消えた段階で治療をやめてしまうこと」です。症状の消失は「菌の死滅」と同義ではありません。

なぜ抗生剤を10日間飲み続けなければならないのか?

ペニシリン系抗生剤を処方された場合、服用期間は原則として10日間(一部のセフェム系抗生剤では5〜7日間)と長めに設定されます。服用後1〜2日で劇的に熱が下がり喉の痛みも引くため、保護者の判断で「もう治ったから」と薬を中断してしまう事例が後を絶ちません。

しかし、中途半端な投薬中止は咽頭深部に生き残った溶連菌の再燃を招くだけでなく、体内で異常な免疫反応を引き起こし、深刻な後遺症・合併症を誘発します。

見逃してはならない2大合併症

溶連菌の菌体成分に対する自己免疫反応が引き金となり、感染から一定期間を経て以下の重篤な疾患を発症することがあります。

  • 急性糸球体腎炎(感染後1〜3週間後):腎臓のフィルター(糸球体)に免疫複合体が沈着して炎症を起こします。症状として「コーラ色・ウーロン茶色の血尿」「まぶたや手足のむくみ(浮腫)」「高血圧」「尿量の急減」が現れます。発症予防のため、小児科では感染後2〜4週間後にフォローアップの検尿を実施することが標準手順となっています。
  • リウマチ熱(感染後2〜4週間後):心臓弁膜、関節、中枢神経系を侵す全身性炎症疾患です。心臓の弁が破壊されて将来的な心不全につながる心炎や、痛む部位が次々移動する移動性多発関節炎を引き起こします。
山崎 陸
著者

山崎 陸

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