手作りケーキの盛り付けに関して、ネット上には実践すると逆効果になる情報も散見されます。代表的な2つの誤解を正しておきましょう。
誤解1:いちごは切らずに丸ごと乗せるのが一番ジューシー?
「切ると果汁が出てクリームが汚れるから丸ごとが良い」という意見がありますが、これは半分正解で半分誤解です。確かにカット断面からは微量の果汁が出ますが、ペーパーで軽く押さえてから配置すれば問題ありません。むしろ、全て丸ごとの状態ではケーキをカット(等分)する際にナイフが引っかかり、ケーキ全体が崩壊する原因になります。食べるシーンを考慮するなら、スライスやダイスカットを適度に取り入れるのがプロの常識です。
誤解2:ナパージュはジャムを水で薄めれば何でも代用できる?
ナパージュ塗り方艶出しにおいて、市販のイチゴジャムやアンズジャムをお湯で溶かして塗る裏技が知られていますが、糖度が高すぎたり温度管理を誤ると、いちごの表面が浸透圧でしぼんでしまいます。艶出しを美しくキープしたい場合は、製菓用ナパージュ(無色透明または赤色)を使用するか、粉ゼラチンと砂糖を適正比率で煮詰めた自家製シロップを35℃前後の人肌に冷ましてから塗るのが鉄則です。