ネット上の掲示板やSNSでは、「リバだけは絶対に無理」「リバは地雷」といった強い拒絶反応が散見されます。なぜこれほどまでに強い忌避感が生じるのでしょうか。その背景には、オタク心理学における「解釈違い」という強烈な認知的葛藤が存在します。
固定派の読者にとって、攻めという記号には「能動性」「庇護者」「執着」といった性格付けが投影され、受けには「受容」「脆さ」「秘められた情熱」といった固有のキャラクター性が結びついています。これが逆転した瞬間、読者の中では「自分が愛しているキャラクターの人格が完全に破壊された」と認識されてしまいます。つまり、単なる描写の好みの問題ではなく、愛着の対象が変質してしまう精神的ショックを受けるのです。
Yahoo!知恵袋やSNSに投稿された固定派ファンの生の声を集約すると、以下のような切実な証言が確認できます。
「一度でも受けのポジションに入ったAさんを見てしまうと、普段の男らしい攻めの姿を見ても『でもこの人、抱かれる側にもなるんだよな』と雑念が入り、作品に没入できなくなる」
「私にとって攻め受けの配置はキャラクターの魂そのもの。逆転を見ることは、原作の性格改変や別人を見せられているのと同義で耐えられない」
このような生理的嫌悪や心理的苦痛を伴うため、不意にリバ描写を目にしてしまった固定派は激しい拒絶反応を示します。これが「リバが地雷とされる理由」の核心であり、決して単なるわがままや偏狭さではなく、作品に対する強い情動的コミットメントの裏返しなのです。