植物が健全に育つための根幹は、言うまでもなく葉による光合成だ。しかし、葉が多すぎれば影ができ、光の利用効率が低下するだけでなく、湿気がこもって病気の温床となる。特にウリ科野菜にとって最大の大敵と言えるのが、葉が白い粉をふいたようになる「うどんこ病」だ。
うどんこ病は、風通しが悪くカビの胞子が滞留しやすい環境で爆発的に繁殖する。これを未然に防ぐ特効薬こそが、正確な整枝作業による空間の確保だ。株の内側に風が吹き抜けるよう、日陰になってしまっている葉や黄色く老化した葉を優先的に間引いていく。
目安としては、株の向こう側がうっすらと透けて見える程度の葉の密度を保つのがベストだ。健全な緑色の葉に太陽光が満遍なく当たり、根から吸収された水分と養分が効率よく糖へと変換されることで、曲がりのない甘みのあるキュウリが次々と育つ。