アメリカの税制、とりわけドジャースの本拠地であるカリフォルニア州の税率は全米屈指の高さで知られています。最高所得層に課される米連邦税(37%)に加え、カリフォルニア州所得税(最高13.3%)、さらに医療保険税(FICA等)が加算されるため、額面収入の実質50%以上が税金として徴収されます。
これを現在の大谷の給与体系に当てはめると、球団から受け取る年俸200万ドル(約3億円)のうち、税引き後の実際の手取り額は年間約95万〜100万ドル(約1億4,000万〜1億5,000万円)にとどまります。名目上の世界最高給プレイヤーでありながら、球団からのキャッシュフローだけを見れば、他の主力メジャーリーガーよりもはるかに少ない手取りでプレーしている計算になります。
一方で、契約上の名目年俸である「年額7,000万ドル(約105億円)」をベースに、時間あたりの賃金を試算すると衝撃的な数字が浮かび上がります。
- 年給:約105億円
- 日給(365日換算):約2,876万円
- 時給(24時間換算):約120万円(1分あたり約2万円 / 1秒あたり約330円)
- 試合日換算(レギュラーシーズン162試合):1試合あたり約6,480万円
- 打席換算(年間約650打席想定):1打席あたり約1,600万円
グラウンドでバッターボックスに1回立つだけで、日本の平均的なサラリーマンの数年分の年収に匹敵する価値を生み出している計算になります。