砂浜の北端に目をやれば、切り立った白い崖の上に一基の灯台がぽつりと佇んでいる。「角田岬灯台」だ。急な階段を登り切った先にある展望スペースからは、視界いっぱいに広がる日本海の大パノラマが一望できる。風が吹き抜ける高台の爽快感は格別で、SNS時代の今、若者たちのフォトスポットとしても確固たる地位を築いた。
そして足元に目を転じると、波に削られた岩肌を穿つ手掘りの洞窟(穴)が現れる。伝説によれば、源義経が奥州へ落ち延びる際に船を隠したとも語り継がれる歴史的なスポットだ。波音が響き渡る薄暗いトンネルを抜けた先に広がる青い海は、まるで異世界へとつながっているかのような錯覚すら覚えさせる。