マーケティング用語である「Unique Selling Proposition(独自の強み)」は、教育機関の評価軸としても極めて有効だ。滋賀県立大学における最大にして最強のUSPは、「地域そのものを巨大な実験室・研究室として見立てる実践的カリキュラム」に他ならない。
机上の空論を徹底的に排除し、地域住民や自治体、地元企業と協働しながら現実の課題に挑むプロジェクト学習が全学的に展開されている。学生時代から社会のリアルな歪みや現場の泥臭さに触れることで、卒業後に即戦力として活躍できる人間力が自然と鍛え上げられる。この徹底した現場主義こそが、企業人事担当者からの絶大な信頼へと直結しているのだ。