古閑の滝は、落差約80メートルの「男滝(おだき)」と、落差約100メートルを誇る「女滝(めだき)」の2つの滝から構成されています。水量が比較的少なく岩肌を滑るように落ちる女滝は、繊細で美しいレース状の氷のカーテンを作り出します。一方、水量の多い男滝は、太く力強い氷柱が何本も連なり、青みを帯びたダイナミックな氷塊へと姿を変えます。
滝の直下近くまで整備された遊歩道を進むと、見上げるほどの高さからそびえ立つ氷の巨壁が視界を埋め尽くします。自然の力だけで造り上げられた造形美は、人工物では決して味わえない迫力に満ちており、冷え切った静寂の中に時折響く氷の軋む音が、厳冬期の自然の厳しさと美しさを物語っています。