1961年(昭和36年)の開園当初から、奈良ドリームランドには園内を巡る鉄道系アトラクションが存在していました。アメリカのテーマパークを模した園内構造の中で、ミニSLやウェスタン風機関車が走る光景は、当時の日本において最先端のエンターテインメント体験でした。
時代とともにリニューアルが重ねられ、親しみやすい愛称として定着したのが「まほろばファミリー鉄道」です。緑豊かな園内の木々をくぐり抜け、他のアトラクションや人工の景観を眺めながらゆったりと進む運行ルートは、絶叫マシンが苦手な小さな子どもや高齢の来園者にとっても憩いの時間となっていました。
当時の奈良ドリームランドのアトラクション群(木製コースター「ASKA」や外周モノレールなど)の中でも、この鉄道はファミリー層の利用率が極めて高く、園内移動とアミューズメントを兼ねた存在として半世紀近く愛され続けました。