長年にわたる三石琴乃の声優経歴の中で、彼女が命を吹き込んできた人物たちは、いずれも時代を象徴するアイコンばかりです。各種アニメメディアの投票企画やSNSの反響でも常に上位に挙がる三石琴乃の人気キャラランキング常連の主要人物を振り返ります。
まず誰もが挙げる代表作が『美少女戦士セーラームーン』の月野うさぎです。おっちょこちょいで泣き虫な日常シーンから、全宇宙の運命を背負うセーラー戦士としての凛とした叫びまで、感情の振れ幅を100%表現しきった名演は世界中のファンを虜にしました。同時期にアニメ界に革命を起こした『新世紀エヴァンゲリオン』の葛城ミサトでは、頼れる大人の戦闘指揮官でありながら私生活はずぼらで脆さを抱えるアラサー女性のリアルな人間味を熱演し、社会現象を牽引しました。
2000年代以降もその勢いは衰えず、『機動戦士ガンダムSEED』シリーズのマリュー・ラミアス艦長として母性と決断力を兼ね備えた指揮官を演じ、2024年の劇場版大ヒットでも熱烈な歓声を浴びました。さらに『ONE PIECE』では絶世の美女ボア・ハンコックを担当し、冷酷無比な女帝が見せるコミカルな乙女心を完璧に演じ分けています。
近年の大ヒット作『呪術廻戦』では、拝金主義で妖艶な一級術師・冥冥(めいめい)を低音のウィスパーボイスと冷徹なトーンで好演。国民的アニメ『ドラえもん』の野比のび太のママ(野比玉子)役も2005年から長年担当しており、日常からダークファンタジーまでカバーする驚異的なレパートリーを誇ります。