SNSや格闘技コミュニティ(Xや専門掲示板)における熱量は非常に高く、「パトリックの左フックは音が違う」「立っている限り誰が相手でも勝つ可能性がある」と、そのスリリングなファイトスタイルを絶賛する声が大多数を占めます。
一方で、専門家や熱心なファンが冷静に分析するポイントもあります。それは「テイクダウンを奪われた際のリカバリーと下からの展開」です。過去の黒星や苦戦した試合を振り返ると、打撃を嫌って執拗にグラウンドへ引き込もうとする組み技巧者に対し、ケージやロープを背負わされて削られる場面が見受けられました。
ストライカーがMMAで頂点を極めるために必ず直面する「組み技の壁」。しかし、現場取材で関係者が口を揃えるのは、彼のテイクダウンディフェンス(TDD)の急激な進化です。足腰の重心を低く保ち、相手の胴タックルをスプロールで切る反応速度は試合ごとに向上しており、単なる「ボクシング上がりのストライカー」から「ストライキングを武器にする完成された総合格闘家」へと変貌を遂げています。