1993年12月1日にリリースされた『君が好きだと叫びたい』は、テレビアニメ『スラムダンク』の初代オープニングテーマ(第1話〜第61話)として起用されました。当時、オリコンチャートの上位を席巻していたのが、B'z、ZARD、WANDS、大黒摩季らを擁する音楽制作会社「ビーイング」所属のアーティストたちです。
本作のメロディを手掛けたのは、数々の名曲を世に送り出した作曲家の多々納斉。そして歌詞を紡ぎ、魂のボーカルを吹き込んだのがBAADのフロントマンであった山田恭二でした。編曲には当時のビーイング・サウンドの中核を担っていた明石昌夫が参加し、タイトなドラムスとドライヴ感あふれるギターサウンド、キャッチーでありながら切なさを帯びたメロディラインが見事な調和を生み出しています。
アニメ制作陣からのオーダーは「青春の疾走感と、スポーツに打ち込む青年のストレートな情熱」。多々納斉による明快なフックを持つサビのメロディに、山田恭二のハスキーで伸びやかなハイトーンボイスが乗ることで、土曜夜の全国のお茶の間を一瞬で惹きつけるキラーチューンへと昇華しました。