アスカというキャラクターの面白さは、惣流・アスカ・ラングレーと式波・アスカ・ラングレーという二大設定の差異にある。惣流の持つ人間くささや自尊心と脆さの同居、式波のプロフェッショナリズムと孤独感。これら二つの側面は、描き手によって見事に使い分けられている。
新旧のファン層が交錯する同人誌市場では、惣流の心理的葛藤を掘り下げたノスタルジックな名作が再評価される一方、式波の成長やオリジナル設定を組み込んだ現代的なIF展開も爆発的な人気を呼んでいる。この重厚なキャラクター構造こそが、長年にわたり描き手を惹きつけて離さない最大の理由と言えるだろう。