大腸憩室炎は、一度発症すると数年以内の再発率が約20〜30%に達すると言われる疾患です。再発を繰り返すたびに周囲の組織と癒着を起こし、最悪の場合は腸閉塞や憩室穿孔(腸に穴が開くこと)による緊急手術を余儀なくされます。
再発を断ち切るための本質は、腸の「内圧上昇」と「細菌叢の乱れ」を防ぐ自己管理の確立にあります。
💡 食事療法を継続できる人と慎重になるべき人の判断基準
【自宅での食事療法を安全に継続できる人】
- 発熱がなく、左下腹部や右下腹部の痛みが完全に消失している
- 1日1.5〜2リットルの水分をこまめに補給し、毎日スムーズな排便がある
- 排便時に強いいきみをせず、軟便〜普通便を維持できている
【自己判断を中止し、直ちに再受診すべき人】
- 食事を摂ると下腹部に鈍痛や差し込むような痛みがぶり返す
- 37度以上の微熱が持続している、または悪寒がする
- 便秘が3日以上続いている、または水様性の下痢・血便が混じる
自己流で痛みを我慢しながら市販の整腸剤や鎮痛薬でやり過ごすことは極めて危険です。少しでも違和感を覚えたら、食事を水分のみに切り替えて主治医の診断を仰いでください。