森川葵の俳優人生において、決定的なターニングポイントとなったのが人気漫画を原作とする実写版『賭ケグルイ』シリーズ(2018年〜)です。彼女が演じた早乙女芽亜里は、プライドが高く好戦的でありながら、内面に熱い正義感と脆さを併せ持つ複雑なキャラクターでした。
本作において森川が見せた「狂気の表情演技」と「目まぐるしい感情の振れ幅」は、原作ファンのみならず批評家筋からも絶賛を浴びました。特に、ギャンブルに敗北し「家畜(ミケ)」に転落した屈辱の表情から、再び這い上がる際に見せる不敵な笑みへのスイッチングは、CGや過剰な演出に頼らない身体的表現力の高さを証明しました。
その圧倒的な支持を受け、2021年には芽亜里を単独主人公に据えたスピンオフドラマ『賭ケグルイ双(ツイン)』が制作・配信されるという異例の展開に発展。主演として作品全体を牽引した森川は、アクションシーンや長セリフの応酬を軽やかにこなし、キャラクターの魅力を極限まで引き出しました。