自然に親しむすべての人にとって注意が必要ですが、活動スタイルによってリスクの質は異なります。どのような人が警戒すべきかを整理しました。
▼ 特に注意と正しい知識が必要な人
- 北海道や東北の山野で山菜採りを行う人:在来種のオオハナウドやアマニュウを採取する際、類似する有毒植物(ドクゼリや外来植物)を誤認するリスクがあるため、同定スキルが必須です。
- 海外(欧州・北米・コーカサス地方)へ渡航するキャンパー・ハイカー:現地のトレイルや都市近郊の緑地には普通に自生しているため、見慣れない巨大植物には絶対に近寄らない防犯意識が求められます。
- 輸入資材や飼料を扱う農業・港湾関係者:港湾敷地や未利用地に突如出現する未確認外来種の早期発見・早期通報体制が重要です。
▼ 過度な恐慌を避けるべき人(見送るべき行動)
- 身近な緑地で見かけたセリ科植物を無差別に駆除しようとする人:日本国内の市街地や河川敷に生えている白い傘状の花の植物は、ほとんどが生態系を支える在来植物や無害な草花です。「危険だから」と自己判断で周囲の植物を焼き払ったり刈り取ったりする行為は、在来生態系を破壊するだけでなく、別の有毒植物の樹液を浴びる二次被害を生みます。