経過ブログの中には「半年経っても赤みが消えない」「クレーターのように凹んだまま戻らない」といった、いわゆる施術失敗を訴える投稿も散見されます。こうしたトラブルの背景には明確な要因が存在します。
まず、傷跡の凹みが深く残ってしまう原因として、ほくろの根が深すぎて真皮深層まで広範囲に削りすぎたケースや、術後早期にかさぶたを無理に剥がして皮膚の再生を妨げてしまったケースが挙げられます。体質的に皮膚の再生力が低い場合や、ケロイド体質の部位(胸元や肩、背中など)では瘢痕が目立ちやすくなります。
術後数ヶ月が過ぎても赤みが消えない場合は、過度な摩擦や日焼けによる慢性的な炎症、あるいは肥厚性瘢痕の初期段階が疑われます。時間の経過とともに軽快することが大半ですが、半年を過ぎても強い赤みや盛り上がりが残る場合は、皮膚科専門医による内服薬(トラニラスト等)やステロイド外用薬、色素レーザー治療などの処置が検討されます。
また、ほくろ除去後に再発する理由の多くは、再発を恐れるあまり浅く削りすぎて真皮層に母斑細胞が残存したことです。特に平坦で境界が不明瞭なほくろは再発率がやや高くなる傾向にあります。