『今夜はブギー・バック』のサウンドには、当時のブラックミュージックやヒップホップのサンプリング手法が色濃く反映されています。タイトルの着想源や楽曲の空気感には、ロイ・エアーズ(Roy Ayers)のファンクナンバー『Boogie Back』をはじめとする70〜80年代のソウル/レアグルーヴへの深いリスペクトが息づいています。
さらにトラックの骨組みには、アン・ヴォーグ(En Vogue)の『Hold On』やシェリル・リンなどの名盤が持つグルーヴ感が巧みに引用されました。単なる洋楽の模倣にとどまらず、海外のオールドスクールなヒップホップの手法を日本のポップスへ極めて自然な形で落とし込んだ点が、当時の音楽業界に大きな衝撃を与えました。