袋縫いとは?初心者も失敗しない縫い方と折り伏せ縫いとの違い

袋縫いとは?初心者も失敗しない縫い方と折り伏せ縫いとの違い

袋縫いとは?初心者も失敗しない縫い方と折り伏せ縫いとの違いに関する質問を徹底的にまとめました。専門的な情報をチェックしましょう。

袋縫いとは、布の裁ち端(切り口)を縫い代の内側に完全に閉じ込める縫い方です。洋裁における基本的な縫い方一覧の中でも、バイアステープによるパイピング始末やジグザグミシンと並び、端処理と接合を同時に行う代表的な仕立て技術として位置づけられています。

通常、2枚の布を縫い合わせる際は「中表(布の表側同士を内側に合わせる)」にして裏側から縫い、縫い代を割るか片倒しにして端をジグザグ縫いやロックミシンで処理します。これに対し、袋縫いは「最初に外表(布の裏側同士を合わせ、表側が見える状態)で縫い合わせる」という真逆のアプローチを取ります。

なぜ袋縫いでは最初に表側から縫うのか。その理由は、1回目の縫い目でできた縫い代を、2回目の縫製で「中表」にして丸ごと包み込むためです。1回目の縫い代を細く整えた後、布を裏返して中表にし、1回目の縫い代幅よりもやや広い幅で2回目の直線縫いを施します。これにより、ほつれやすい布端が完全に布の内側に密封され、袋状の構造(フレンチシーム:French seam)が完成します。

この二重構造により、肌に触れる面やバッグの内側にザラザラした布端が一切露出しません。ロックミシンの糸が擦れて肌荒れを起こしやすいベビー服や肌着、洗濯頻度が高く糸くずが出やすいエコバッグなどにおいて、極めて高い機能性を発揮します。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。