今回の再開発の目玉は、外濠の美しい景観をそのまま取り込んだ超高層マルチタワーの誕生だ。低層部には、テラス席を備えた飲食店やコワーキングスペースが配置され、仕事帰りのビジネスパーソンや近隣の大学生が気軽に立ち寄れる設計になっている。ガラス張りのファサードは、四季折々に表情を変える外濠の桜や新緑を映し出し、無機質になりがちだった駅前空間に圧倒的な開放感をもたらしている。
さらに、屋上庭園は一般開放され、千代田区の新たなオアシスとして機能する予定だ。風の通り道を意識した設計により、ヒートアイランド現象の緩和も期待されている。