店内に入ると、まず耳に飛び込んでくるのは多国籍な言語の飛び交う声だ。かつては地元の走り屋たちが集う場所だったが、今やアメリカ、アジア、ヨーロッパからの旅行者がスーツケースを抱えて訪れる光景が日常となった。
彼らのお目当ては、90年代から2000年代初頭にかけての黄金期のパーツだ。絶版となったステアリングホイールや、今はなきメーカーのマフラーが、驚くようなコンディションで棚に並ぶ。ネットオークションでは偽物も横行する中、プロの目で査定された本物が手に入る安心感が、海外のバイヤーやコレクターを惹きつけてやまない。