買い物を終えた人々が吸い込まれていくのが、2階に新設されたフリースペース「カコガワ・テラス」だ。木目を基調とした温かみのある空間には、無料Wi-Fiと電源が完備され、学生が勉強に励む傍らで、シニア世代が囲碁や読書を楽しんでいる。
ここでは週末ごとに、地元のクリエイターによるワークショップや、市役所と連携した出張マイナンバー手続き窓口などが開かれる。商業施設が「行政やコミュニティのハブ」として機能し始めているのだ。用事がなくても立ち寄りたくなる場所。そんな空間づくりが、ECサイトには真似できないリアル店舗の価値を証明している。