吉田茂と麻生太郎を結ぶ家系図の圧倒的な凄みは、歴代首相のみならず天皇家・宮内庁とも密接に交差するその「広がり」にある。麻生太郎の実妹である信子さまは、1980年に三笠宮家の寛仁親王殿下とご結婚。麻生家は皇室の親戚筋となり、国家中枢との結びつきは決定的なものとなった。
さらに婚姻関係を広げると、相関図は網の目のように広がる。麻生太郎の妻・千賀子は第70代内閣総理大臣を務めた鈴木善幸の三女。さらに吉田茂の側近であった政治家たちや、宮沢喜一、中曽根康弘といった歴代総理の係累とも複雑にリンクしている。単なる一族の物語を超え、戦後自民党の派閥均衡と権力配分の裏舞台には、常にこの巨大な閨閥ネットワークが張り巡らされていた。