昭和から平成、そして令和の時代へと移り変わってもなお、なぜPL顆粒がこれほどまでに処方され続けるのか。その背景には、日本社会に根深く巣食う「風邪でも仕事を休めない」「薬を飲んで出社するのが美徳」という疾病就業(プレゼンティーズム)の構造的病理が影を落としています。
多くの生活者がPL顆粒に求めているのは、治癒ではなく「症状を力づくでねじ伏せて日常業務をこなすための麻痺」です。しかし、強力な対症療法で表面的な苦痛を消し去ったとしても、体内では免疫細胞とウイルスが死闘を繰り広げています。薬で無理やり身体を動かし続ければ、免疫応答が長期化し、かえって治癒を遅らせる結果にしかなりません。家族社会学や心理学の領域でも指摘される「他者からの評価を恐れて自分の身体の限界に適切な境界線(バウンダリー)を引けない心理」が、薬への過剰依存を生み出していると言えます。
多角的な薬理データと臨床実態を踏まえ、本剤の適格性を明確に分類します。
【PL顆粒を服用すべき人】
・医師の確定診断を受け、インフルエンザや溶連菌感染症が明確に否定されている人
・鼻水や頭痛が酷く、今夜は一切の仕事や運転をせず、自宅で泥のように眠って休養に専念できる環境にある人
・他に常用している解熱鎮痛剤や抗アレルギー薬、風邪薬が一切ない人
【PL顆粒を絶対に避けるべき人】
・翌朝や日中に自動車の運転、高所作業、危険機械の操作を行う予定がある人
・高熱がありインフルエンザ検査をまだ受けていない人(特に小児・未成年者)
・ロキソニンやカロナール、セレコックス等の鎮痛薬をすでに服用している人
・閉塞隅角緑内障や前立腺肥大症による排尿障害を患っている人
・日常的に晩酌の習慣があり、薬とお酒を同時に飲んでしまうリスクがある人