かつて日曜の朝を彩った『皇室アルバム』の白黒・カラー映像を振り返ると、歴代の皇族方が犬や馬などの動物と触れ合う姿が数多く記録されている。しかし、令和のいま、TVerなどの見逃し配信やデジタルメディアで再注目されているのは、より生活感に満ちた生々しいまでの愛情表現だ。
洗練された儀礼の場で見せる凛とした佇まいと、愛猫のお腹に顔を埋めるような親密なプライベートの対比。従来の厳粛な枠組みに収まりきらない等身大のドキュメンタリー映像が配信プラットフォームで拡散されるたび、視聴者は親近感を抱かずにはいられない。格式のベールを脱いだ素顔の皇族像が、映像メディアの進化とともに鮮やかに浮かび上がっている。