炭治郎が鬼と化して覚醒した瞬間、その脅威は無惨をも超えるレベルへと昇華した。特筆すべきは、鬼の最大の弱点であるはずの太陽光を、変貌からわずか数秒で克服した事実である。本来ならば日光に焼かれて灰となるはずの皮膚が、即座に陽光に適応・無効化し、光の中で堂々と立ち尽くす姿は、生き残った柱や隊士たちに絶望を叩きつけた。
さらに、頸を日輪刀で斬り落としても死なない耐性を獲得。日の呼吸の適性と体内に刻まれた凄絶な生命力が融合し、呼吸法と鬼の再生能力が同時並行で働くという悪夢のようなシナリオが完成した。無惨の血の濃度が極限に達したことで、触手による広範囲攻撃も即座に発動。従来の鬼殺隊の戦術が一切通用しない「完璧な肉体」が誕生した瞬間だった。