「乳液を塗ると数日で白ニキビができる」「朝起きたときの鼻の頭が油田のようになる」――大手美容クチコミサイトやSNS上には、脂性肌やニキビに悩むユーザーの切実な悲鳴が蓄積されています。取材班が皮膚科医やコスメ処方開発者へ行ったヒアリングでは、この現象の多くが製品選びのミスマッチと塗布テクニックの誤謬に起因していると指摘されています。
脂性肌・ニキビ肌向けの乳液の選び方において、絶対条件となるのが「ノンコメドジェニックテスト済み」表記の確認と、油剤の質の見極めです。毛穴詰まりの原因になりやすいステアリン酸やパルミチン酸などの高級脂肪酸を高比率で含む濃厚な油性ベースを避け、スクワランやホホバ油などのさらりとしたエステル油、あるいは揮発性シリコーンをベースにしたライトジェル乳液を選択するのが定石です。
ニキビ肌やインナードライ肌の救世主として定着しているのが、セラミド配合保湿乳液の評判です。角層細胞間脂質の約50%を占めるセラミドは、水分を挟み込んで逃さない「ラメラ構造」を形成する要の成分です。ヒト型セラミド(セラミドNP、セラミドAP、セラミドEOPなど)を補給することで、過剰な油分に頼ることなく水分保持機能を回復させ、結果として皮脂の暴走を沈静化させるメカニズムが臨床データからも証明されています。