SNSやネット掲示板におけるファンの反応を検証すると、この騒動は単なるゴシップではなく、「日本のロック史上最もリアルでヒリついたライバル関係」として受け止められていることがわかります。
サザンオールスターズのファン層からは「桑田さんの持ち味である洋楽的シニシズムや言葉遊びが、過剰に真面目にとられすぎてしまった」「エンターテインメントとしての風刺だった」という擁護が多く見られます。一方で長渕剛の支持層からは「己の生き様をそのまま歌にする長渕にとって、軽薄なからかいは命を削る創作への侮辱と感じて当然」「男のプライドを貫いた対応だった」という共感が寄せられています。
当時のテレビ報道が煽り立てた「全面戦争」というセンセーショナルな見出しとは異なり、現代のリスナーはふたりの根底にある表現アプローチの違い(アイロニーを武器にする桑田佳祐と、リアリズムを貫く長渕剛)にこそ本質があったと冷静に分析しています。