最終回を迎えた後、登場人物のその後について気になる読者は後を絶ちません。電子コミックのレビュー欄や作者のSNS発信を通して断片的に明かされた後日談によると、二人の人生は完全に対照的な軌跡を辿っています。
主人公のみいちゃんは、山田さんと別れた直後は激しい喪失感やフラッシュバックに苦しんだものの、信頼できる友人やカウンセリングの支えを得て、少しずつ自分自身の軸を取り戻していきました。他者に自分の価値を委ねるのではなく、一人で生きていく力を身につけた彼女は、過去の痛みを客観視できるようになり、自立した生活を送っています。
一方で、残された山田さんのその後については、読者の間で不気味さをもって受け止められています。みいちゃんが去った後も、山田さん自身は自らの言動を反省する様子はほとんど見せず、「なぜみいちゃんが突然出て行ったのか」を真に理解しないまま、淡々と別の日常へと戻っていったことが示唆されています。自己愛的な傾向を持つ人物特有の、相手を傷つけた自覚のなさこそが、この物語の最も恐ろしい後味と言えます。